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ピルによる血栓症|初期症状・ふくらはぎはどんな痛み?体験談

低容量ピル

ピルの血栓症体験談

ピルによる血栓症について「初期症状は?」「ふくらはぎはどんな痛み?」と体験談を併せて知りたい方もいるのではないでしょうか。

血栓症は命に関わることもあるため、事前に初期症状を知ることで血栓症の早期発見・治療することが可能になります。

今回は、ピルで血栓症になる可能性があるのか、ピルによる血栓症の初期症状や体験談について解説していきます。

低用量ピルで血栓症になると、ふくらはぎはどんな痛みがあるかも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ピルで血栓症になる可能性があるって本当?なぜ?

ピルを服用すると血栓症になる可能性があると言われています。

なぜ血栓症が起こるのか調べたところ、ピルに含まれている「エストロゲン(卵胞ホルモン)」という女性ホルモンの成分が原因です。

エストロゲンは、血液を固まりやすくしてしまう凝固作用があります。

そのため、血栓症になる可能性があると言われているのです。

また、血液が固まりやすくなっている時に以下のような要因が加わることで、血栓症になる可能性が高くなると言われています。

  • 水分不足による脱水
  • 長時間同じ体制で体を動かさない
  • ピル服用中に1日15本以上の喫煙
  • 40歳以上の服用、高血圧などの持病

(参考1):Pills U-低用量ピル服用で血栓症が起こる原因と確率、予防法について解説

血栓症とは|低用量ピルの副作用?

血栓症とは、血管の中に血の塊ができ血液の流れが滞ってしまう病気であり、ピルの副作用の1つです。(参考2):Pills U-低用量ピル服用で血栓症が起こる原因と確率、予防法について解説

ここでは、ピルの副作用となり得る血栓症について、以下の3つに分けて解説していきます。

血栓症になりやすい人は?

血栓症は、ピルの副作用の中でも重篤な副作用と言われています。

血栓症のリスクが高い・なりやすい人については、以下の通りです。

  • タバコを吸う人
  • 40歳以上の人
  • 前兆を伴う片頭痛がある人
  • 高血圧の人
  • 肥満の人
  • 糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の人
  • 過去に血栓症に関する病気になった人
  • 過去に乳癌や子宮体癌を発症した人
  • 家族が血栓症に関する病気になった人

上記に当てはまるとピルの処方が難しい場合もあるため、注意が必要です。

(参考3):スマルナ-低用量ピルを飲むと血栓症で亡くなる場合があるというのは本当ですか?

血栓症はどのくらいでなる?飲み始めからの期間

ピルを服用してから「血栓症はどのくらいでなるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

血栓症は、ピル服用開始後3ヶ月~半年の間に起こりやすいと言われています。

また、自己判断でピルの中止や再開を繰り返すと血栓症のリスクを高めることにもなり得ます。

ピルの中止や再開については、必ず医師の指示の上で行うようにしましょう。(参考4):スマルナ-低用量ピルを飲むと血栓症で亡くなる場合があるというのは本当ですか?

血栓症になる確率は?

ピルを服用したからといって、必ず血栓症が起こるというわけではありません。

血栓症になる確率については、以下の通りです。

ピルを服用している ピルを服用していない
1年間のうち 1万人に対して3~9人 1万人に対して1~5人

血栓症は元々誰にでも起こり得ると言われています。

しかし、ピルを服用している人はピルを服用していない人と比べると、血栓症のリスクは高いことがわかります。(参考5):ネオクリニック-低用量ピルの副作用で血栓症が起こる原因や確率は?注意したい初期症状と予防法も紹介!

ピルによる血栓症の初期症状|いつから?

ピルによる血栓症の初期症状については、以下の6つが挙げられます。

これらの症状が急激にみられた場合は、できる限り早く医療機関を受診するようにしましょう。(参考6)

また、血栓症の初期症状がいつから起こるのか気になる方もいるかと思います。

血栓症はピル服用開始後3ヶ月~半年の間に起こりやすいため、血栓症の初期症状についても同様の時期に起こると考えられるでしょう。(参考7)

さらにここでは、血栓症の初期症状についてもそれぞれ解説していきます。

(参考6):イースト駅前クリニック女性外来-【低用量ピルの副作用・デメリット】具体的な症状や発症後の対応も解説
(参考7):スマルナ-低用量ピルを飲むと血栓症で亡くなる場合があるというのは本当ですか?

①足手のしびれ・脱力

ピルの服用開始後、急激に手や足のしびれ・脱力がみられた場合は、血栓症の初期症状の可能性があります。

手や足のしびれ・脱力が起きる原因は、血管の中に血の塊ができて血液の流れが滞ることです。

日常生活の中でも様々な原因によって同様の症状が起こることがあるため、軽視してしまうかもしれません。

ですが、急激な手や足のしびれ・脱力がみられた場合は、軽視せず早めに対処しましょう。(参考8,9)

(参考8):つじ脳神経外科クリニック-手足のしびれや脱力
(参考9):イースト駅前クリニック女性外来-【低用量ピルの副作用・デメリット】具体的な症状や発症後の対応も解説

②足(ふくらはぎ)の痛み・むくみ・だるい

下肢の静脈に血栓ができると、足(ふくらはぎ)の痛み・むくみ・だるいといった症状が現れます。

下肢の血栓なら問題ないと思われる方もいるかもしれませんが、できた血栓が脳や肺に運ばれると命に関わる危険性があるのです。(参考10,11)

ピル服用開始後の足(ふくらはぎ)の痛み・むくみ・だるいといった症状が急激に始まったら、血栓症の可能性を考えるようにしましょう。

(参考10):スマート脳ドック-血栓症ってどんな病気? 症状、検査、治療、予防方法などについても解説!
(参考11):イースト駅前クリニック女性外来-【低用量ピルの副作用・デメリット】具体的な症状や発症後の対応も解説

③激しい腹痛

ピルを服用すると血栓症ではない方でも、副作用の1つとして下腹部痛や出血を伴う出血がみられることがあります。

しかし普段とは異なる激しい腹痛がみられた場合は、血栓症の初期症状の可能性が高いです。

血栓ができる場所は様々なため、腹部の血管に血栓ができた場合は激しい腹痛につながります。(参考12,13)

(参考12):Pills U-ピルの服用中に起こる腹痛の原因とは?症状別の原因と対処法まとめ
(参考13):CLINIC FOR-ピルの副作用で腹痛が生じることはある?腹痛の原因と対処法を医師が解説します。

④激しい頭痛・めまい・失神

ピル服用開始後、激しい頭痛・めまい・失神といった症状がみられた場合は、血栓症の初期症状の可能性が考えられます。

特に頭痛については、片頭痛のようなズキズキといった症状を訴える方が多いです。

また、脳の静脈に血栓ができると脳の静脈が閉塞されて浮腫が起こることから、激しい頭痛・めまい・失神が起こると考えられます。

脳に血栓ができると命に関わる場合もあるため、症状がみられたら注意が必要です。(参考14,15)

(参考14):横濱もえぎ野クリニック-ピル服用中で頭痛が治まらない方へ
(参考15):医療法人 啓清会 関東脳神経外科病院-頭痛・めまい

⑤鋭い刺すような胸の痛み・息切れ

ピル服用後に血栓症になると、鋭い刺すような胸の痛み・息切れがみられることがあります。

また、胸が押しつぶされるような痛みを感じる場合もあります。

このような症状は、血栓が肺にとんでしまう肺塞栓症や心臓にとんでしまう心筋梗塞などといった病気につながる可能性があるのです。

肺塞栓症や心筋梗塞などといった病気は命に関わるため、ピル服用後は胸の痛みや息切れといった症状は危険だと覚えておきましょう。

(参考16):Pills U-ピルを飲んで胸が痛くなったときの原因と対処法とは? 副作用や病気の可能性も!

⑥視覚・言語障害

ピル服用開始後、視覚・言語障害がみられた場合は血栓症の可能性があると考えられます。

視覚障害では目のかすみ、言語障害では舌のもつれといった症状が現れたら注意が必要です。

血栓がどの部位で発症するかにもよりますが、視覚・言語障害もピル服用による血栓症の初期症状であると事前に知っておくことで、異変の早期発見につながります。(参考17):あかりクリニック-低用量ピル(OC)の副作用

ピルによる血栓症の体験談|20代でもなる?

ピルによる血栓症の体験談について、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

実際にピルによる血栓症を引き起こした事例として、以下のように報告されています。

▼30代女性の事例

過月経・月経困難症にて低用量ピルによる治療を開始。服用開始後、1年3ヶ月後に右股関節~太ももの痛みを自覚し病院受診。採血やCT検査にて右下肢の深部静脈血栓と肺塞栓の診断。(参考18)

また、20代の方でもピルによって血栓症になったケースが報告されています。(参考19)

ピルによる血栓症のリスクが高い人・なりやすい人は40歳以降とも言われていますが、20代であっても注意が必要です。(参考20)

(参考18):厚生労働省-重篤副作用疾患別対応マニュアル 血栓症(血栓塞栓症、塞栓症、梗塞)
(参考19):医療薬学-我が国における低用量エストロゲン・プロゲスチン製剤による有害事象報告と医薬品副作用被害救済制度給付決定情報の調査解析
(参考20):スマルナ-低用量ピルを飲むと血栓症で亡くなる場合があるというのは本当ですか?

低用量ピルで血栓症|ふくらはぎはどんな痛み?

ピル服用によって下肢の血栓症になると、ふくらはぎが痛くなるといった初期症状がみられることがあります。

そこで、ふくらはぎにはどんな痛みが現れるのか調べてみたところ、以下のような痛みが現れるそうです。

  • 強く押すと痛い(圧痛)
  • ほてりがある
  • 鈍痛
  • 重だるい痛み
  • うずくような感じの痛み

また、ふくらはぎの痛み以外にもしびれ・足がつるといった症状がみられることもあります。

しびれ・足がつるといった症状についても詳しくみていきましょう。

(参考21):Pills U-低用量ピルを飲んだら足が痛い! その原因は血栓症かも? ~症状の特徴と予防法・対処法について解説します~
(参考22):Medicalook(メディカルック)-血栓症のふくらはぎの痛みは、どんな痛み?なりやすい人の特徴や初期症状も

しびれはどんな感じ?

ピル服用後、手足にしびれがみられた場合は血栓症の初期症状である可能性が高いです。

また、血栓症による手足のしびれは通常片方のみに現れるとも言われています。

しびれの感じ方には個人差がありますが、手足の片方のみにしびれが現れた場合は、速やかに医療機関に受診・医師への相談が必要です。

(参考23):あさぎり病院-低用量ピルを服用中の患者様へ

足がつることもある?

ピルを服用すると足がつることもあります。

足に血栓ができると、足の静脈の血流が途絶えて血液が溜まってしまうため足がつるのです。

特にふくらはぎがつる症状がみられた場合は、注意するようにしましょう。(参考24):Medicalook(メディカルック)-血栓症のふくらはぎの痛みは、どんな痛み?なりやすい人の特徴や初期症状も

ピルによる血栓症が不安|予防法は水分補給?

ピルによる血栓症が不安と思っている方もいるかと思いますが、血栓症の予防法としてこまめに水分補給することが推奨されています。

こまめに水分補給すると血流の停滞を防ぎ、血栓症のリスク増加を抑えることにつながるのです。(参考25):mederi magazine-低用量ピルで血栓症?リスクや症状は?予防法は3つ

また、血栓症への不安がある方に向けて以下の3つについても解説していきます。

ピルの血栓症の検査は何科?費用は?

ピルによる血栓症の検査は何科で行えるのか調べたところ、血栓症を疑う症状がない場合は処方を受けた医療機関に相談してみるとよいでしょう。

しかし、医療機関の規模によっては検査設備がない・採血結果がすぐにでない所もあります。

そのため、血栓症が疑われる症状があって検査を受けたい場合は、循環器内科や血管外科・婦人科などの専門医がいる総合病院へ受診することが推奨されています。(参考26)

また、ピルの血栓症の検査費用については約1,000~5,000円と医療機関ごと異なります。

ピルの処方が保険診療・自費診療で受けたかによって、検査費用にも違いが出るためです。(参考27,28,29)

血栓症の検査費用については、事前に医療機関に問い合わせてみるとよいでしょう。

(参考26):pill note-低容量ピルの副作用「血栓症」の原因や発症確率は?初期症状や予防法も解説
(参考27):新中野女性クリニック-費用(料金)
(参考28):六本木ブレストレディースクリニック-ピル・アフターピル
(参考29):東梅田かなもりクリニック-ピル外来

メディキュットで血栓症のリスクは軽減できる?

ピルによる血栓症は、メディキュットなどの着圧ソックスを活用することでリスクを軽減することが可能です。

しかし、きつすぎると逆効果になるため注意が必要です。

きつすぎず適度な圧力のものを着用することで、血栓症の予防につながります。(参考30):冬城産婦人科医院-女性ホルモン剤と血栓症

ピルとビタミンCは併用は?血栓と関係ある?

ピル服用中に1日1,000㎎以上のビタミンCを摂取すると、血栓症のリスクは大幅に上がると言われています。

しかし、普段からバランスの摂れた食事をしていれば、過度に心配する必要はありません。

一般的な用法・用量であれば併用しても問題ないため、併用禁止とはされていないのです。

できれば併用しない方がよいという意見もあるため、ビタミンCとの併用については処方を受ける際に医師へ相談することをおすすめします。

(参考31):スマルナ-低用量ピルを服用しながらビタミンCを併用して良いですか?
(参考32):Pills U-低用量ピルと一緒にグレープフルーツを食べてもいいの? ~飲み合わせがおよぼす影響とは~
(参考33):福岡のピルお役立ち情報-ピルの質問箱

▼参考にしたページ一覧

(参考1,2):Pills U-低用量ピル服用で血栓症が起こる原因と確率、予防法について解説
(参考3,4,7,20):スマルナ-低用量ピルを飲むと血栓症で亡くなる場合があるというのは本当ですか?
(参考5):ネオクリニック-低用量ピルの副作用で血栓症が起こる原因や確率は?注意したい初期症状と予防法も紹介!
(参考6,9,11):イースト駅前クリニック女性外来-【低用量ピルの副作用・デメリット】具体的な症状や発症後の対応も解説
(参考8):つじ脳神経外科クリニック-手足のしびれや脱力
(参考10):スマート脳ドック-血栓症ってどんな病気? 症状、検査、治療、予防方法などについても解説!
(参考12):Pills U-ピルの服用中に起こる腹痛の原因とは?症状別の原因と対処法まとめ
(参考13):CLINIC FOR-ピルの副作用で腹痛が生じることはある?腹痛の原因と対処法を医師が解説します。
(参考14):横濱もえぎ野クリニック-ピル服用中で頭痛が治まらない方へ
(参考15):医療法人 啓清会 関東脳神経外科病院-頭痛・めまい
(参考16):Pills U-ピルを飲んで胸が痛くなったときの原因と対処法とは? 副作用や病気の可能性も!
(参考17):あかりクリニック-低用量ピル(OC)の副作用
(参考18):厚生労働省-重篤副作用疾患別対応マニュアル 血栓症(血栓塞栓症、塞栓症、梗塞)
(参考19):医療薬学-我が国における低用量エストロゲン・プロゲスチン製剤による有害事象報告と医薬品副作用被害救済制度給付決定情報の調査解析
(参考21):Pills U-低用量ピルを飲んだら足が痛い! その原因は血栓症かも? ~症状の特徴と予防法・対処法について解説します~
(参考22,24):Medicalook(メディカルック)-血栓症のふくらはぎの痛みは、どんな痛み?なりやすい人の特徴や初期症状も
(参考23):あさぎり病院-低用量ピルを服用中の患者様へ
(参考25):mederi magazine-低用量ピルで血栓症?リスクや症状は?予防法は3つ
(参考26):pill note-低容量ピルの副作用「血栓症」の原因や発症確率は?初期症状や予防法も解説
(参考27):新中野女性クリニック-費用(料金)
(参考28):六本木ブレストレディースクリニック-ピル・アフターピル
(参考29):東梅田かなもりクリニック-ピル外来
(参考30):冬城産婦人科医院-女性ホルモン剤と血栓症
(参考31):スマルナ-低用量ピルを服用しながらビタミンCを併用して良いですか?
(参考32):Pills U-低用量ピルと一緒にグレープフルーツを食べてもいいの? ~飲み合わせがおよぼす影響とは~
(参考33):福岡のピルお役立ち情報-ピルの質問箱

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