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アフターピルの種類|緊急避妊法のレボノルゲストレル法・ヤッペ法とは

アフターピル

アフターピルの種類

アフターピルにはいくつか種類があり、緊急避妊法の1つとして使用されています。

病院によっては、取り扱っているアフターピルや緊急避妊法にも違いがあり、「アフターピルの種類は何があるの?」や「他の緊急避妊法はあるの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

また、実際の効果や副作用なども気になる方もいるかと思います。

今回は、アフターピルの種類や緊急避妊法の種類について解説していきます。

▼この記事に書いてあること

アフターピルの服用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

アフターピルの種類とは

日本で使用されているアフターピルには、いくつか種類があります。

そこで、病院でよく処方されるアフターピルについて、以下のようにまとめてみました。

名称 価格 避妊率 服用方法 副作用 方法 製薬会社
ノルレボ 約2万円 24時間
以内で99%
48時間
以内で98%
72時間
以内で97%
96時間
以内で75%
72時間
以内に1錠
消退出血
吐き気
下痢
腹痛
頭痛
倦怠感
レボノル
ゲストレル法
あすか製薬株式会社
レボノルゲストレル 約1.1万円 24時間
以内で99%
48時間
以内で98%
72時間
以内で97%
96時間
以内で75%
72時間
以内に1錠
消退出血
吐き気
下痢
腹痛
頭痛
倦怠感
レボノル
ゲストレル法
富士製薬工業株式会社
マドンナ 約7千円 24時間
以内で99%
48時間
以内で98%
72時間
以内で97%
96時間
以内で75%
72時間
以内に2錠
消退出血
吐き気
下痢
腹痛
頭痛
倦怠感
レボノル
ゲストレル法
バイオファーム
・ケミカルズ社
エラワン 約1.6万円 72時間
以内で99%
120時間
以内で98.9%
120時間
以上で75%
120時間
以内に1錠
頭痛
吐き気
倦怠感
腹痛
生理痛
めまい
エラ・エラワン HRA Pharma
エラ 約1.5万円 72時間
以内で99%
120時間
以内で98.9%
120時間
以上で75%
120時間
以内に1錠
頭痛
吐き気
倦怠感
腹痛
生理痛
めまい
エラ・エラワン アブディイブラヒム
▼避妊率と妊娠阻止率の違い
避妊率:生理周期に関係なくアフターピルを服用した時に、妊娠しなかった割合。
妊娠阻止率:生理周期から妊娠しやすい時期に服用し妊娠しなかった割合。
※今回、上記の表では避妊率について記載しています。

基本的にアフターピルは病院で医師の診察を受けた上で処方されるため、薬局やマツキヨといったドラッグストアなどでは市販薬としては販売されていません。(2023年7月現在)

個人輸入という形で通販で購入すること自体は可能ですが、偽物が含まれている可能性もあり100%安全とは言えないのです。

また、アフターピルは保険診療ではないため値段も病院ごとに違いもあります。

(参考1):イースト駅前クリニック女性外来-望まない妊娠を防ぐ!アフターピルの値段はいくら?種類別価格帯をご紹介
(参考2):プライベートクリニック高田馬場-アフターピルの価格一覧!副作用などの違いを解説
(参考3):医療プラス-【値段相場】アフターピルは合計料金でいくらかかる?緊急避妊薬の副作用や口コミも紹介
(参考4):くみこクリニック四条烏丸院-ピル
(参考5):フィットクリニック渋谷笹塚院-レボノルゲストレルの効果や副作用について
(参考6):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について
(参考7):アイシークリニック【公式】-エラワンとは?アフターピル(緊急避妊薬)服用時の妊娠阻止率や副作用を解説
(参考8):アイシークリニック【公式】-レボノルゲストレルとは?避妊率や副作用、ノルレボとの違いを解説
(参考9):美容整形の窓口-【全国】アフターピル通販が安くて人気のおすすめクリニック比較

ノルレボ

ノルレボは、「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンが含まれており、日本で初めて承認されたアフターピルです。

現在は、「ノルレボ錠1.5mg」という名前であすか製薬株式会社が製造しており、「レボノルゲストレル錠1.5mg F」の先発薬でもあります。

ノルレボは、黄体ホルモンの働きにより排卵を抑制・子宮内膜の増殖を防ぐことで高い避妊効果に期待できるアフターピルです。

服用方法としては性交後72時間以内に服用となっていますが、性交後24時間以内に服用することでより高い避妊効果に期待できるとも言われています。

また、副作用として報告されている消退出血は46.2%の報告もあり、副作用として起こる可能性が高いです。(参考10):アイシークリニック【公式】-ノルレボ錠1.5mgは医療用医薬品のアフターピル | 効果や失敗談、購入方法を解説

レボノルゲストレル

レボノルゲストレルはノルレボの後発薬のアフターピルであり、いわゆるジェネリック医薬品に含まれます。

「レボノルゲストレル錠1.5mg F」という名前で、富士製薬工業株式会社が製造しノルレボ同様に国内で承認されているアフターピルです。

効果や副作用、服用方法などは先発薬のノルレボと変わりありません。

しかし、ノルレボとの違いとしてはジェネリック医薬品であるレボノルゲストレルの方が価格が安いという点です。

また、レボノルゲストレル以外にも海外ではノルレボのジェネリック医薬品が製造されています。(参考11):アイシークリニック【公式】-レボノルゲストレルとは?避妊率や副作用、ノルレボとの違いを解説

マドンナ

マドンナは、ノルレボと同様の「レボノルゲストレル」という成分が含まれています。(参考12):くみこクリニック四条烏丸院-ピル

タイの製薬会社で製造しておりノルレボの海外製ジェネリック医薬品ですが、日本では未承認の薬のため取り使っていない病院もあります。(参考13):東梅田かなもりクリニック-緊急避妊ピル

効果や副作用、服用方法はノルレボと同じですが、価格についてはレボノルゲストレル同様にノルレボに比べて価格が安いです。

マドンナは海外からの個人輸入で仕入れているため、日本だと取り扱っていない病院もあります。「レボノルゲストレル」が含まれているアフターピルは、国内で製造されているノルレボやレボノルゲストレルが主流のようです。

エラワン

エラワンは、「ウリプリスタル酢酸エステル」を主成分とするアフターピルです。

日本では未承認ですが、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)では承認されており海外では主流となっています。

レボノルゲストレル法のアフターピルとは違い、性交後120時間以内に服用することで避妊効果に期待できます。(参考14)

主成分のウリプリスタール酢酸エステルは、「選択的プロゲステロン受容体」という子宮内の環境を大きく変える成分です。

この成分には、排卵を抑制・子宮内膜の増殖を防ぐ他にも精子の侵入を防ぐ働きがあります。(参考15)

また、日本では未承認のことから取り扱っている病院では薬機法に基づき、医師による個人輸入にて導入しているようです。(参考16)

(参考14):アイシークリニック【公式】-エラワンとは?アフターピル(緊急避妊薬)服用時の妊娠阻止率や副作用を解説
(参考15):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について
(参考16):医療法人GyNet南森町レディースクリニック-ピル/緊急避妊ピル

エラ

エラはエラワンの後発薬であり、エラワンと同様に日本ではまだ未承認のアフターピルです。

効果や副作用、服用方法などは先発薬のエラと変わりはありません。(参考17):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について

価格については医師による個人輸入をしているためか、病院ごとに価格が様々でありエラの方が価格が安いという情報はみられませんでした。

また、エラワンと同様に取り扱っていない病院もあるため注意が必要です。

緊急避妊法の種類

緊急避妊を行う方法は、「アフターピルを服用する」もしくは、「中用量ピルを服用する」方法があります。(参考18):プライベートクリニック高田馬場-アフターピル(緊急避妊ピル)の種類と処方の方法を解説!

さらに、緊急避妊法の種類を分けると以下の3つに分けられるのです。

種類ごとにそれぞれ解説していきます。

レボノルゲストレル法

レボノルゲストレル法とは、「レボノルゲストレル」という成分が含まれたアフターピルを性交後72時間以内に1錠服用する方法です。

特にヤッペ法と比べると、副作用の頻度が少なく1回の服用で避妊効果が十分期待できるという特徴があります。

日本では、「ノルレボ錠1.5mg」と「レボノルゲストレル錠1.5mg F」が承認を得ており、「ノルレボ」の総称名で記載されることも多いと言われています。(参考19):プライベートクリニック高田馬場-アフターピル(緊急避妊ピル)の種類と処方の方法を解説!

エラ・エラワン

エラ・エラワンは、まだ日本で未承認のため明確な避妊法としての呼び名はありません。

しかし、海外では主流のアフターピルであり正しく服用することで安全性も高いです。

レボノルゲストレル法やヤッペ法に比べ、エラ・エラワンは性交後120時間以内まで服用ができ副作用も基本的に少ないと言われています。

また、レボノルゲストレル法ではBMI30以下の方のみ使用できるのに対し、エラ・エラワンはBMI30以上の方でも使用が可能です。(参考20):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について

ヤッペ法

ヤッペ法は、中用量ピルのプラノバールRを使用した避妊法です。

性交後72時間以内に2錠服用しさらに12時間後に2錠服用するため、レボノルゲストレル法やエラ・エラワンと比べて服用回数に違いがあります。

1970年代からある避妊法であり、かつて日本で最も多く行われていました。

しかし、ヤッペ法の避妊率はかなり低いとされており、レボノルゲストレル法やエラ・エラワンを使用した避妊法の方が避妊率が高いと言われています。

服用の
タイミング
ヤッペ法 レボノルゲストレル法 エラ・エラワン
24時間以内 77% 99% 99%
48時間以内 36% 98% 99%
72時間以内 31% 97% 99%

(参考21):クリニックフォア-ヤッペ法とは?アフターピルと何が違う?医師が解説します。
(参考22):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について

また、ヤッペ法の副作用で1番多いのが吐き気であり、吐き気が強く嘔吐してしまい薬の効果が得られず避妊に失敗してしまったという例も多くあるようです。(参考23):クリニックフォア-ヤッペ法とは?アフターピルと何が違う?医師が解説します。

病院によってはヤッペ法を採用している所もあるようですが、現在では服用回数や副作用の少ないレボノルゲストレル法やエラ・エラワンを使用した避妊法が主流となっています。

▼参考にしたページ一覧

(参考1):イースト駅前クリニック女性外来-望まない妊娠を防ぐ!アフターピルの値段はいくら?種類別価格帯をご紹介
(参考2):プライベートクリニック高田馬場-アフターピルの価格一覧!副作用などの違いを解説
(参考3):医療プラス-【値段相場】アフターピルは合計料金でいくらかかる?緊急避妊薬の副作用や口コミも紹介
(参考4,12):くみこクリニック四条烏丸院-ピル
(参考5):フィットクリニック渋谷笹塚院-レボノルゲストレルの効果や副作用について
(参考6,15,17,20):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について
(参考7,14):アイシークリニック【公式】-エラワンとは?アフターピル(緊急避妊薬)服用時の妊娠阻止率や副作用を解説
(参考8,11):アイシークリニック【公式】-レボノルゲストレルとは?避妊率や副作用、ノルレボとの違いを解説
(参考9):美容整形の窓口-【全国】アフターピル通販が安くて人気のおすすめクリニック比較
(参考10):アイシークリニック【公式】-ノルレボ錠1.5mgは医療用医薬品のアフターピル | 効果や失敗談、購入方法を解説
(参考13):東梅田かなもりクリニック-緊急避妊ピル
(参考16):医療法人GyNet南森町レディースクリニック-ピル/緊急避妊ピル
(参考18,19):プライベートクリニック高田馬場-アフターピル(緊急避妊ピル)の種類と処方の方法を解説!
(参考21,23):クリニックフォア-ヤッペ法とは?アフターピルと何が違う?医師が解説します。
(参考22):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について

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