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アフターピルの確率|避妊率・妊娠率は?危険日や排卵後で違う?

アフターピル

アフターピルの確率

アフターピルは正しく服用することで、100%に近い確率で避妊効果が期待できます。

しかし、アフターピルの多くは120時間以上過ぎて服用してしまうと、避妊率が大きく下がってしまうのです。

また、「危険日にアフターピルを服用しても効果がないのでは?」と避妊失敗への不安を感じている方もいるかと思います。

今回は、アフターピルの確率や避妊率・妊娠率、危険日に服用すると確率は変わるのかについて解説していきます。

アフターピル服用後の避妊成功の判断についても解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

アフターピルの確率|成功率はどのくらい?

アフターピルは、正しく服用することで100%に近い確率で避妊効果が期待できます。

しかし、避妊の成功率は時間の経過とともに下がってしまい、妊娠する確率が上がってしまいます。

そのため、高い避妊効果・低い妊娠率を維持するためには、アフターピルごとに定められている時間内での服用が必要です。

望まない妊娠の場合は、性交後できるだけ早くアフターピルを服用するようにしましょう。

(参考1):メディカルメモ-アフターピルの妊娠率は経過時間で変わる!妊娠率を下げる飲み方を解説

アフターピルの避妊率・妊娠率は?

アフターピルの避妊率・妊娠率は、種類ごとに示すと以下の通りです。

アフターピルの種類 72時間以内に服用 120時間以内に服用
レボノルゲストレル
ノルレボ
マドンナ
エラ
エラワン
避妊率 妊娠率 避妊率 妊娠率
12時間以内 99% 1% 99% 1%
24時間以内 99% 1% 99% 1%
48時間以内 98% 2% 99% 1%
72時間以内 97% 3% 99% 1%
120時間以内 60% 40% 98.9% 1.1%
120時間以上 データなし 75% 25%

それぞれの時間ごとに詳しくみていきましょう。

(参考2):メディカルメモ-アフターピルの妊娠率は経過時間で変わる!妊娠率を下げる飲み方を解説
(参考3):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について
(参考4):エマ婦人科クリニック名古屋栄-アフターピル飲んだのに陽性

12時間以内の場合

アフターピルは、種類によって72時間以内・120時間以内に服用と定められています。

アフターピルを12時間以内に服用する場合、どちらの種類のアフターピルであってもほぼ100%に近い避妊率であり、0%に近い妊娠率です。

よって、アフターピルを服用する時間は早ければ早いほど、高い避妊率・低い妊娠率を期待できます。(参考5):プライベートクリニック高田馬場 –アフターピルはいつまでに飲めばいいの?

24時間以内の場合

アフターピルを24時間以内に服用する場合も、12時間以内に服用する場合と同様です。

ほぼ100%に近い避妊率・0%に近い妊娠率のため、アフターピルの高い効果が得られるということがわかります。

また、アフターピルは種類ごとに服用時間について定められていますが、24時間以内の服用が最も高い効果を期待できるとも言われています。(参考6):みどりレディースクリニック横浜-アフターピル(緊急避妊ピル)

48時間以内の場合

アフターピルを48時間以内に服用する場合、レボノルゲストレルなどのアフターピルは、避妊率が約1%下がってしまい、妊娠率も約1%上がってしまいます。

レボノルゲストレルなどのアフターピルは72時間以内の服用と定められていますが、できれば48時間以内にできるだけ早く服用することがおすすめです。(参考7):高浜台内科小児科クリニック-アフターピルの処方

また、エラなどのアフターピルであれば48時間以内の服用でも、避妊率・妊娠率が変わりません。

48時間以内の服用に不安な場合は、120時間以内に服用するアフターピルの処方を受けることもおすすめです。

72時間以内の場合

アフターピルを72時間以内に服用する場合、レボノルゲストレルなどのアフターピルはさらに避妊率が下がり妊娠率が上がってしまいます。

72時間以内の服用と定められているものの、24時間以内の服用に比べると妊娠するリスクが上がるのです。

72時間以内の服用と定められているとはいえ、できるだけ早く服用するようにしましょう。

また、エラなどのアフターピルは72時間以内の服用でも、避妊率・妊娠率が変わりません。

24時間が過ぎている場合で少しでも高い避妊効果を得たい場合は、エラなどのアフターピルの服用がおすすめです。

120時間以内の場合

アフターピルを120時間以内に服用する場合、レボノルゲストレルなどのアフターピルは避妊率が大きく下がり妊娠率が大きく上がってしまいます。

定められている72時間以内に服用ができないと、大幅に避妊率・妊娠率が変わってしまうのです。

120時間以内の服用となってしまう場合や服用までの時間に余裕を持ちたい場合は、エラなどのアフターピルを服用するようにしましょう。

エラなどのアフターピルであれば、避妊率・妊娠率が大きく変わることはありません。

120時間過ぎた場合

120時間過ぎてレボノルゲストレルなどのアフターピルを服用した場合、避妊率・妊娠率のデータは見つかりませんでした。

しかし、120時間以内に服用するアフターピルと比べても、避妊率が大きく下がり妊娠率が大きく上がることが予想できます。

また、120時間以内に服用するエラなども120時間を過ぎて服用した場合、避妊率が大きく下がり妊娠率が大きく上がります。

そのため、アフターピルの高い避妊効果を得たい場合は、どんなに遅くとも120時間以内の服用が必要です。

もし、120時間を過ぎてアフターピルを服用する場合は、妊娠している可能性も考えましょう。アフターピルを服用しても生理がこない場合は、早めに妊娠検査薬を使用し医療機関の受診をおすすめします。

危険日の服用で確率は変わる?

危険日にアフターピルを服用すると、避妊効果の確率は変わります。

危険部付近にアフターピルを服用し妊娠しなかった確率のことを妊娠阻止率と言い、通常の避妊率との違いについて服用時間ごとに分けると、以下の通りです。

レボノルゲストレル
ノルレボ
マドンナ
エラ
エラワン
妊娠阻止率 避妊率 妊娠阻止率 避妊率
24時間以内 95% 99% 95% 99%
48時間以内 85% 98% 95% 99%
72時間以内 58% 97% 95% 99%
120時間以内 データなし 60% 85% 98.9%

妊娠阻止率からもわかるように、危険日にアフターピルを服用すると普段よりも妊娠する確率が上がるということがわかります。

危険日にアフターピルを服用する時は、服用する時間が早ければ早いほど避妊効果が期待できるのです。

普段よりも避妊効果が時間の経過と共に下がりやすいため、できるだけ早く診察を受けアフターピルを服用することをおすすめします。

(参考8):あやこレディースクリニック-緊急避妊(アフターピル)
(参考9):日本産科婦人科学会-緊急避妊法の適正使用に関する指針
(参考10):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について
(参考11):エマ婦人科クリニック名古屋栄-アフターピル飲んだのに陽性
(参考12):アイシークリニック-エラワンとは?アフターピル(緊急避妊薬)服用時の妊娠阻止率や副作用を解説

排卵後の服用で確率は変わる?

排卵後にアフターピルを服用しても、避妊効果の確率は排卵前と比べても劇的に大きくは変わらないと言われています。(参考13)

アフターピルは、排卵を防ぐだけではなく着床を防ぐことで避妊効果が期待できます。

そのため、排卵後の服用となってもできるだけ早くアフターピルを服用することが大切です。(参考14)

(参考13):ウィメンズヘルスケアオンライン-2.アフターピルはどのように効きますか?
(参考14):PillsU-アフターピルは排卵後に服用しても効果が期待できるの? ~効果と正しい飲み方について解説~

アフターピルで避妊成功はどうやってわかる?

アフターピルによる避妊成功の確認は、生理がきたことを確認できれば避妊成功と言えます。

アフターピル服用後、2週間以内にみられる1回目の出血を消退出血と言い、生理と比べて2~3日と出血の期間も短いです。

また、アフターピルの服用のタイミングによっては消退出血と生理が同時に来ることもあるため、消退出血がないこともあります。

そのため、1番大切なのはアフターピル服用後3週間以内に生理がくるかどうかです。

しかし、アフターピルを服用すると生理周期が乱れることもあります。

数日のずれであれば問題ありませんが、生理予定日から1週間以上過ぎても生理がこない場合は、念のために妊娠検査薬を使用することをおすすめします。(参考15):ウィメンズヘルスケアオンライン-5.アフターピルが効いたのかどうかはどう確認できますか?

アフターピルの避妊失敗はどうやってわかる?

アフターピルの避妊失敗は、生理がくるかどうかでわかります。

アフターピル服用後の生理周期は乱れることがあり、生理予定日を過ぎてしまうことも少なくありません。

しかし、生理予定日より1週間以上またはアフターピル服用後3週間以上過ぎても生理がこない場合は、避妊失敗の可能性が高いです。(参考16):ウィメンズヘルスケアオンライン-5.アフターピルが効いたのかどうかはどう確認できますか?

生理がこない=避妊失敗の可能性が高いです。できるだけ早く妊娠検査薬の使用・医療機関の受診をするようにしましょう。

アフターピルを飲んだのに陽性になることがある?

アフターピルは100%避妊効果が期待できるわけではないため、妊娠検査薬が陽性になることもあります。

その主な原因として、以下の5つが考えられます。

  1. 服用までの時間が経過しすぎていた
  2. 服用後2~3時間以内に嘔吐した
  3. 個人輸入の偽薬・粗悪品を服用した
  4. 薬などと飲み合わせが悪かった
  5. 服用後に避妊せず性交をした

アフターピルを飲む時は、この5つに対しても注意することが大切です。(参考17):エマ婦人科クリニック名古屋栄-アフターピル飲んだのに陽性

▼参考にしたページ一覧

(参考1,2):メディカルメモ-アフターピルの妊娠率は経過時間で変わる!妊娠率を下げる飲み方を解説
(参考3,10):フィットクリニック渋谷笹塚院-エラ(緊急避妊薬)の効果や副作用について
(参考4,11,17):エマ婦人科クリニック名古屋栄-アフターピル飲んだのに陽性
(参考5):プライベートクリニック高田馬場 –アフターピルはいつまでに飲めばいいの?
(参考6):みどりレディースクリニック横浜-アフターピル(緊急避妊ピル)
(参考7):高浜台内科小児科クリニック-アフターピルの処方
(参考8):あやこレディースクリニック-緊急避妊(アフターピル)
(参考9):日本産科婦人科学会-緊急避妊法の適正使用に関する指針
(参考12):アイシークリニック-エラワンとは?アフターピル(緊急避妊薬)服用時の妊娠阻止率や副作用を解説
(参考13):ウィメンズヘルスケアオンライン-2.アフターピルはどのように効きますか?
(参考14):PillsU-アフターピルは排卵後に服用しても効果が期待できるの? ~効果と正しい飲み方について解説~
(参考15,16):ウィメンズヘルスケアオンライン-5.アフターピルが効いたのかどうかはどう確認できますか?

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